親父のひとりごと 【其の三】
河岸(かし)
古来より大量の物流は、舟で行われてまいりました。
そこで舟が着く湊は、人や物が集まり、多くの店が生まれ栄えてきました。現在も 魚河岸(うおがし) 大根河岸(だいこんがし) 浜町河岸(はまちょうがし)などの言葉が使われております。
この中でも“魚がし”が、今でも最も一般に聞かれる河岸(かし)と名のつく言葉でしょう。
では、なぜのマークが 魚がしなのでしょうか?
“魚”は読めますが“の”の文字が、書いてあります。
これは、“の”ではなく上に“一”とその横に“”(濁点)が付いていて“”・・・・“が”
“”は“可”を崩して書いたもので、“か”なのです。
これに、点がついて“が” それに、周りの“し”が付いて 魚がし(うおがし)なんですよ!!
2000年10月